この分野の高度な技術と応用分野に適用できる幅広い知識をもつ人材の育成を行う

センターには、工学部・農学部・人文学部・経済学部・医学部など、
様々な学術的背景を持つ研究者が集まり、文理融合型の研究を推進しています。
今後は海外の研究者との連携にいっそう力を入れていきます。
センターについて

災害時に衛星データを解析し、安全で安心できる社会の実現に貢献する

衛星リモートセンシングを使って災害発生直後に、どこにどのような被害が発生しているのかをすぐに解析し、
行政機関や防災関連機関に被害情報を提供するための研究を
宇宙航空研究開発機構(JAXA)や海外や国内の他の大学と協力して取り組んでいます。
センターについて

山口大学常盤キャンパスで”オープンデータアカデミー2024”を開催しました


 2024年2月10日(土)14:00~16:00に、中学生を対象とした”オープンデータアカデミー2024”を山口大学常盤キャンパスで開催しました。

 講習会では、長井正彦センター長が講師を務め、受講者の中学生に対してオープンデータや衛星データについて説明がありました。また、セミナーの後半にはハザードマップと衛星画像を用いて、自分達の家や学校の周辺にある危険な場所探しをしました。



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山口大学常盤キャンパスで”宇宙教育×成長産業推進セミナー”を開催しました


 2024年1月27日(土)13:00~15:45に、山口大学常盤キャンパスで” 宇宙教育×成長産業推進セミナー”を開催しました。

 セミナーでは、宇宙業界の第一線で活躍される4名を講師としてお招きし、「急成長する宇宙スタートアップの今」をテーマにご講演頂きました。

 おかげさまで、県内外から100名を超える来場者があり、セミナーは大盛況となりました。

 会場に足を運んでくださった皆様には感謝申し上げます。



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"山口大学-ウダヤナ大学共催で"7th SYMPOSIUM Human Resource Development and Space Data Utilization for Disaster"を開催しました


 2024年1月11日(木)14:00~17:00(JST)に、山口大学-ウダヤナ大学共催で"7th SYMPOSIUM Human Resource Development and Space Data Utilization for Disaster"をハイブリッド形式で開催しました。

 山口大学とウダヤナ大学から約50名の参加があり、シンポジウムでは各登壇者から災害をテーマにした発表が行われました。

 ご参加頂きました皆様には感謝申し上げます。



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Dr. Stefano Vignudelliをゲストスピーカとした講演” Coastal Sea level monitoring using satellite radar altimetry: a decade of progress and beyond”を開催しました


 2023年11月6日(月)16:00~17:30に、常盤キャンパス総合研究棟8階816(ラウンジ)にてDr. Stefano Vignudelliをゲストスピーカとした講演” Coastal Sea level monitoring using satellite radar altimetry: a decade of progress and beyond”を開催しました。

 講演会には教員を含めて約20名の方が参加され、講演会後にはDr. Stefanoと活発な意見交換が行われました。

 ご来場頂きました皆様には感謝申し上げます。



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センター長より

宇宙データ利用のパラダイムシフトを牽引する

山口大学応用衛星リモートセンシング研究センター(YUCARS:ユカルス)は、2016年9月に国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA) 、山口県、および本学による「衛星データ利用・研究の推進に係る連携協力に関する基本協定」を締結し、2017年2月にJAXAの西日本衛星防災利用研究センターが山口県宇部市に開所されたことを契機に、 2017年2月に産声をあげました。

YUCARS は、人文学部、教育学部、経済学部、理学部、工学部、農学部等の30人を超えるメンバーで、衛星データを活用した研究チームを組織し、JAXAをはじめ国内外の宇宙機関や大学、民間企業と、衛星データ解析に関する研究開発と防災、環境、情報科学、農業、経済等の様々な分野における衛星データの利用に関する研究を行っています。特に、防災の分野では、衛星データを速やかに解析し、その成果を、災害現場を抱える地方自治体に迅速に提供する仕組みの構築に積極的に取り組んでおります。

YUCARS は、世界的なパラダイムシフトが起こりつつある宇宙技術分野の開発と利用において、宇宙インフラの利用技術を進展させるとともに、この分野の科学者・技術者(データサイエンティストやデータエンジニア)を養成し、社会に貢献したいと考えています。宇宙技術を私達の生活の中で身近に利用できるようになれば、災害時に命を守ることや安定した食料の収穫支援、環境問題の把握等、地球を守る活動に貢献できます。 YUCARS は、宇宙利用の大きな可能性を確信しています。山口大学から、衛星リモートセンシング技術の最新の研究成果を世界に発信し、宇宙利用ができる人材を世界に送り出していきます。

センター長 長井 正彦

センターについて

応用衛星リモートセンシング研究センター4つのミッション

Mission 1

宇宙データ利用とデータサイエンスを融合した世界水準の研究を推進する

センターには、工学部・農学部・人文学部・経済学部・医学部など、様々な学術的背景を持つ研究者が集まり、文理融合型の研究を推進しています。今後は海外の研究者との連携にいっそう力を入れていきます。

Mission 2

この分野の高度な技術と応用分野に適用できる幅広い知識をもつ人材の育成を行う

衛星リモートセンシングのデータは、単なる数値でしかありませんが大量のデータです。これら大量のデータをビックデータ解析技術やIoTを駆使して可視化・分析して課題を解決するデータ・サイエンティストなどの高度専門人材が必要です。そこで、国内はもとより、アジア、南米をはじめとした海外の留学生や研修生を受け入れ、人材育成に力を入れています。約10年前から教育・研究を共同で行っているウダヤナ大学(インドネシア)とは、教室をインターネットで繋ぎ、同時中継により双方向の授業を行っています。併せてダブル・ディグリー制度を導入、多くの修士、さらには博士を育てています。こういった活動を、他のアジアや南米の大学にも展開していきます。

Mission 3

災害時に衛星データを解析し、安全で安心できる社会の実現に貢献する

大規模な災害が起こると、まずどこで何が起こっているかを把握することが極めて重要です。東日本大震災では全体の状況把握に時間がかかり、そのため初期救助活動ができずに、せっかく地震の強い揺れや津波から助かっても多くの方が命を落としています。今後、南海卜ラフの巨大地震や首都直下地震、超大型の台風の来襲、集中豪雨など大きな災害が日本に発生します。そのときに備えて、衛星リモートセンシングを使って災害発生直後に、どこにどのような被害が発生しているのかをすぐに解析し、行政機関や防災関連機関に被害情報を提供するための研究を宇宙航空研究機構(JAXA)や海外や国内の他の大学と協力して取り組んでいます。

Mission 4

これらの研究・人材育成を通じてイノベーションを創出する

産学官連携で、衛星リモートセンシングや宇宙技術利用に関する研究成果を社会実装して行きます。研究成果を広く社会で活用するためには、世界各国にいるユーザーと私達を繋ぐ新たな産業やサービスが必要となります。そこで、センターは山口県産業技術センターや地域の企業と共に衛星データの解析とその利用に関する研究会を立ち上げ、地域の新産業の創出とその海外展開に寄与します。